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PUBLIK LIFE KASHIWA 2021「ソラニワテラス」を実施しました!

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柏駅南口自由通路に、種類の異なるタイプのベンチ・屋台・植栽・人工芝・サインを設置することで、南口のアクティビティの変化を調査し、新たな待ち合わせ空間のあり方を検証することを目的に、「PUBLIC LIFE KASHIWA 2021ソラニワテラス」を実施いたしました!

◆概要◆

柏セントラルは、憩える空間が少なく、駅前に緑が乏しいという課題があります。
特に、柏駅南口の自由通路空間は、駅前の顔であるにも関わらず、殺風景な景観の中、長時間立って待っている人が多い状況です。
そこで、このプロジェクトでは、ベンチや屋台とセットで緑を設けることで、南口の自由通路空間の通行を妨げず、快適性を高めることを目指しました。。
また、屋台では、出店者を募り、南口駅前空間での事業性も検討しています。
この社会実験を実施することで、UDC2がグランドデザインで掲げるまちづくりのテーマ4「居心地の良い街にして豊かなシーンを増やす」につなげる目指しています。

◆全体風景・配置図◆

空と緑を感じられる空間が柏駅南口にできました!
実験前の風景

実験の全景*

全体の配置はこちら↓

配置したベンチや屋台のアイテムはこちら↓

◆実施風景◆

改札を出て目の前に緑が現れました!
改札からの風景*

一人掛けのベンチに座って待つ人や、植栽の間で立って待つ人たちの風景。
ベンチと植栽の風景*

山ベンチに持たれかっかて読書する人たち。
山ベンチと植栽の風景*

屋台では、ダブルデッキでも野菜を販売している「路地裏マルシェ」さんが南口でも地元野菜や焼き芋の販売をしてくれました!

◆南口自由通路の人の動きの可視化◆

この社会実験では、日立東大ラボの協力のもと、LiDARという計測機器を用いて人流計測を実施いたしました。
計測した人の流れが分かる動画はこちら↓
〇平日

〇休日

◆結果◆

・植栽とセットでベンチを置くことで、空間の魅力が高まった(「キレイ」「快適」「オシャレ」「落ち着く」)との意見を多く頂きました。
・ベンチを置くことで、滞留する人の量や時間が増え、読書する人やPCを広げて作業する人など、多様なアクティビティが生まれました。
・人流計測によって、通行量は朝・夕の通勤・通学時間帯に多いのに対し、ベンチなどに滞留する量は、昼頃(14時ごろ)に多くなることがわかりました。
・広告壁面側2.3mの範囲でベンチ・植栽を置いても、駅利用者の大きな通行の邪魔になることはありませんでした。
・屋台については、出店時期・配置の問題もあり、通りがかりの人に気づいてもらいにくかったという課題がありました。
・近接する事業者の協力もあり、搬入や水栓など、南口自由通路が設備で抱える課題を乗り越えて、実施することができました。
・今回の植栽とベンチの実験を多くの人が見てくれたことで、他の事業に繋がっていきました。

◆クレジット◆

・プロジェクト名:PUBLIC LIFE KASHIWA 2021 ソラニワテラス
・実施期間:2021年10月26日(火)~12月19日(日) 
・実施場所:柏駅南口自由通路
・主催:一般社団法人柏アーバンデザインセンター(UDC2)
・後援:柏市
・施工:グリーンテック株式会社、株式会社ニュウファニチャーワークス
・グラフィックデザイン:合同会社HOC
・写真撮影:小野寺宗貴 (*のついた写真のみ)  
・屋台出店者:Grun、エポスカード、山野楽器、路地裏マルシェ

1990年代より「若者の街」として名前を馳せてきた柏の街。

「東の渋谷」と言われた時代もあり、多くの若者にとって憧れの街だったと言います。

しかしながら、UDC2がここ数年で調査したアンケートでは、若者からポジティブな意見と共に、ネガティブな意見もたくさんもらっています。

タイトル

タイトル

「怖い」「休日に来たいと思わない」「デートするには恥ずかしい」

「柏に来たくて来てるわけじゃない。他に行くところがないだけ」

などなど。‍

若者にとって、憧れの街ではなくなっているのでしょうか?‍

サブタイトル

サブタイトル

そもそも、柏の街に若者はいないのでしょうか?

そんなことは[.u][.s100]ありません[.s100][.u]。パレット柏のオープンスペースや、UDC2の社会実験である「デッキパーク」などは、たくさんの中高生に利用されてきた経緯もあり、若者の居場所としてにぎわっています。このたくさんの若者。彼らはどこから来て、何を目的に過ごし、柏の街に何を感じているのでしょうか?

「若者の街・柏」のリアルはどこに?‍

さあ、柏に関わる若者たちのHONNE(本音)を探っていきましょう。本プロジェクトは、柏で活動している若者にフォーカスし、彼らのHONNE(本音)を探ることにより、若者の柏の街に対する考えや、街の内外での動きを見える化することを目指すものです。市内の各所に徐々に配架していきますので、ぜひお手に取ってお読みください

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