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子どもケイオク広場について

◆概要◆

‍柏セントラルには多くの建物が立ち並んでおり、新たに広場や公園のようなパブリックスペースを確保することは難しい状況です。

そこで本実験は、「日常的に利活用されていない建物の屋上をパブリックスペースとする」ことにより、新たな機能を持たせることを目的としまたプロジェクトです。

本実験では機能は2つあり、1つは2019年より行っている「子どもサンカク広場」のような「サテライト園庭」、もう1つは建物内で働く従業員の「休憩場所」です。ビルの屋上を2つの顔を持つ空間へつくり変えるという実験になります。

子どもケイオク広場位置

 

◆プロセス◆

1.現況把握

‍本社会実験では、屋上がある3Fまでの移動手段が、小さなエレベーターか階段で上るということや、広さの把握もかねて、事前に保育園等と一緒に現場の確認を実施しました。

結果、

「屋上までの移動はどうとでもなるから是非遊ばせたい!!!」

「コロナもあり、近隣公園で他の人達と同じ空間では遊ばせずらい!

 遊んでいる最中は専用の園庭になるのは魅力的!!」

という意見をいただきました。

2.空間づくりのスタディ開始

‍ 本プロジェクトでは、園庭だけではなく社員の休憩場でもあることや、ビルまでの動線を考慮すると、「子どもサンカク広場」のように「パブリックスペースこどもキット」を配置するのではなく、複合的に使用できるような空間づくりを意識して検討をスタートしました。

‍検討には前回の「子どもサンカク広場」をデザインした『株式会社小さな都市計画(ミリメーター)』さんに、関わっていただきました。

3.オープン

‍ 広場は2022年2月に完成しました。しかし、当時はコロナの影響により千葉県にもまん延防止等重点措置が発令していたこともあり、オープンするか協議を重ねましたが、保育園にとっては遊び場に困っていることは変わらないため、オープンすることとしました。

 広場に入るためのトンネルをくぐると子供たちは大はしゃぎ!!子どもたちの嬉しそうな笑い声で溢れました。

ケイオクひろば入口
トンネルを出たら大きな広場に到着

4.運営開始

現在は3つの保育園がシフト制で利用しています!!

また、園庭以外では休憩している社員さんの姿も見られます。

見晴らしいいな~!!
お絵描き楽しい~!!
鏡のトンネル。不思議な世界。

◆クレジット◆

‍プロジェクト名:子どもケイオク広場

‍主催:一般社団法人柏アーバンデザインセンター(UDC2)

協力:京北ビル、株式会社エービーエムエー

‍デザイン・施工:株式会社小さな都市計画(ミリメーター)

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